大分県の別府市にはAPUアジア立命館太平洋大学があります。生徒数5600人ほどで、そのうち外国からの生徒数2400人ほどです。
イスラム教徒の多い国であるインドネシアの生徒が400人以上在籍しているのを筆頭にバングラディッシュ(111人)、パキスタン(14人)、ウズベキスタンなど、ざっと見てもムスリム(イスラム教徒)の生徒は500人以上いると想定されます。
ということは、外国からの生徒の4人に一人はイスラム教徒です。これは世界人口4分の1がイスラム教徒である、という統計とほぼ同じ割合です。
さらに、ベジタリアンが40%と統計されているインド、10%の欧米豪の生徒数200人ほどからベジタリアン人数を想定すると50人ほど。
このように、国際的な場所でのイスラム教徒やベジタリアンの割合は、たとえ日本であっても世界の割合と同じであることが分かります。

日本全体が、かつての島国のように単一民族でやっていける時代はもう終わりに来ていて、これから少子化に向かう日本とは逆に、ますます国際化が進み外国人が増えていくことが容易に想定できます。
そのような流れを汲んで、ベジフード協会ではフードダイバーシティ(食の多様性)自販機を設置しています。
- ムスリムやベジタリアンの人たちが安心して気軽にスナックやレトルトの食品を食べらるようにするため。
- 一般の人たちにムスリム(イスラム教徒)やベジタリアン・ヴィーガンの人たちがいることを身近に感じてもらうため。
- フードダイバーシティ(食の多様性)とは、どんなものかを知ってもらうため。
以上のような目的を持って、2020年3月時点で大分県内に2台設置いたしました。(協力:株式会社Saraam.Com)
1台目は高崎山の「おさる館」、2台目は別府市内のスーパー「サンストア」
今後も全国的に増加傾向のあるイスラム圏からの旅行者や留学生に利用してもらえるよう、設置場所を増やしていく予定です。
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